2010年に来日を果たしているfago.sepiaのギターGhislain FRACAPANEが中心となって、地元フランスのレンヌで仲の良いアーティスト10人で結成されたオーケストラルポップバンド「Mermonte」。彼が長年構想を描いていた、ジャズ、マスロック、ポストロック、ポップミュージックなどの音楽要素を取り入れ、そして彼がリスペクトするTortoise、Jim O' Rourke、Efterklan、Sufjan Stevensなどの実験的なサウンドを組み合わた音楽を作りたいという思いでスタートさせた。その構想は3年の歳月を費やして、2011年の夏から、本格的に楽曲のレコーディングを開始した。 多彩な楽器と多数のメンバーで構成された、Mermonteはポストロック、フォーク、ポップなどの音楽を独自のセンスで音を作り上げたこのアルバムは、もやは音楽のジャンルを定義づけることが難しい。それは、優れたポップセンスがそのまま音に表れ、彼らが作り上げた音の世界へと導いてくれる作品である。長年付き合いのある音楽仲間を集めて構成され、数々のバンドのメンバーが集結していることもあって、アルバムをリリースする前からフランス国内では話題を呼んでいる。未だ、ライブは行っていないがリリース前にも係わらず、フェスティバルの出演が決まり、来月にはThis Town Needs Gunsのパリ公演で共演をはたす。