Ladylike Lily Japan showcases 2018

今回、フランスから“Ladylike Lily”と言う女性アーティストの来日公演をサポートをします。非常に近しいレンヌの友人たちと関わりがあると言うことで、急な依頼で来日公演を行うことになりましたが、彼女に演奏できる機会を与えててあげたいと思い、小規模なアコーステック主体のライブを限られた滞在中で、東京と埼玉で2カ所で行います。是非、日本のお客さんにも彼女の歌声と演奏を観てもらいたいと思っています。
日本ではあまり知名度がありませんが、このバイオグラフィーで、飛躍的に成長を遂げた才能あるアーティストと感じ取っていただければと思います。
普段、フランス語に馴染みないと思いますが、彼女の歌声と音楽の世界観に惹き込まれると思います。


Ladylike Lily (レディライク・リリー)』 

facebook : https://www.facebook.com/pg/ladylikelilymusic/

フランスの西部ブルターニュ地方に位置するフェニステール出身のシンガーソングライター、オリアンヌ・マルシリーことアーティスト名"Ladylike Lily"。アコースティックギターと16bitのSEをループさせた、サンプリング音の寂しげな雰囲気と舌足らずでキュートな透明感のある清涼ボイスから彼女の独特な世界観が作り出される。
今までに、アルバム1枚とEP3枚をリリースして、アルバム「Get Your Soul Washed」、EP「Blueland」、「On My Own EP」は全曲英語歌詞で歌っていたが、最新作のEP「Dans La Matiere」では、母国語のフランス語ですべて歌われている。彼女の中に母国フランスに対する意識が強く表れている作品でもある。

彼女が音楽活動を開始したのが2010年の終わりに、フェニステールからブルターニュ半島の首都であるレンヌにやってきて、小さなバーで数曲を初めて演奏した。その場にいた観客たちは、彼女の歌声と遊牧的なフォークミュージックに魅了されていた。その歌声は、まだか弱く、たった一本のギターのコードをまとっただけのものだった。彼女のデビューEPの「On My Own EP」が、その当時の雰囲気を残した作品となっている。その後、ミニマルなフォークから、より豊かなポップなサウンドが生まれることとなった。

当時の雰囲気がの残った音源「On My Own EP」より、I'm Terrified Of Being


よりメロディーやアレンジを創作する喜びを感じることに、音楽の幅を広げていった。その頃から、ライブパフォーマンスを意識するようになり、数人のサポートメンバーと一緒に演奏するようになる。そして、2012年に待望のファーストアルバム「Get Your Soul Washed 」をリリースして10,000枚以上売り上げ、驚異的なセールスを記録する。フランス国内のミュージックシーンで注目され、インディーアーティストして成功を収めることとなる。

ファーストアルバム「Get Your Soul Washed」から、Creepy Birdのライブ


この成功が、2014年にリリースされたEP「Blueland」に引き継がれることとなる。
この作品は、再発のファーストアルバム「Get Your Soul Washed」とセットでリリースされている。

「Blueland」は、イラストをモチーフに映像化した彼女の新しい世界を垣間見ることもできる。


そして、彼女がずっと追い求めていた、作品における物語を別の形で表現すること、それは母国フランス語で曲を書く喜びを発見することであり、その新しい「楽器」と戯れることだった。使いこなすのはより難しかったかもしれないが、丁寧に付き合えばそれは豊かな音楽性を可能にするものだと確信をもっていた。フランスのブルターニュ出身で、同郷の先輩アーティストでもある「Christophe Miossec」(彼は国内で絶大な人気のあるアーティストです。)が昨年春、彼女に自身のコンサートの前座を頼んだのもちょうどこの頃だった。彼女に言わせれば、彼はスポンサーとして、彼女の活動を保証し、歌の詩に思い入れのある聴衆の前で彼女の新しい音楽を発表する機会を与えてくれた存在だった。彼女は、歌っている言葉(フランス語)が完全に伝わったとき、今までにない、まったく違った喜びや感動が起こることを知った。

フランス語で歌っている曲、Bain de minuit

そして、2016年にリリースされた最新EP「Dans La Matiere」は、全6曲すべてフランス語歌詞による初の作品でもある。このEPを聴くと、まるで冒険に出かけたくなるような気にさせる。大都市の蟻塚ような場所に辿り着いた曲「Bain de minuit」、精神的な部分を隠すことなく、ひどく物質的な世界に住んでいるような曲「Dans la matiere」、希望(光)を見つける前に最後の1回の暗闇のダイビングをするような曲「 Les roches du diable」、再出発のために自分の内心と根源やきっかけを探してみたりする曲「Les roches du diable」、生まれ変わることや再構築に踏み出してみたりする曲「Mirages」、曲ごとに1つの進化に捧げられた6曲に構成されている。各曲が綿密に意味合いをもたらしており、より高度な構成を目指している。それは、空気のように浮遊感のあるエレクトロサウンドの雰囲気に彩られたメロディに乗せた、はじけるポップソングになっている。この先、制作されるセカンドアルバムでは、彼女が自身の新しい音楽表現を使いこなす時間を十分兼ね備えている。

最新EP「Dans La Matiere」の中から、タイトル曲 Dans La Matiere

彼女は言う。
- 自分はまたゼロから始めるようだ、フランス語では同じように歌えない、Kate Bushのような歌い方も貪欲に探求してみるのだ、と。ジャケットをよく見てほしい。彼女が描くのはLadylike Lilyの転生だ。彼女の髪がその目をいつも隠すのなら、まるで彼女の新しい羽を支えるように3つめの手が現れるだろう。この若い女性は、私達に言いたいことがあるのだ。

2016年にリリースされた最新EP「Dans La Matiere」のアルバムジャケット

2016年に、フランスで最大規模のフェス「Les Vieilles Charrues」に出演して、サポートメンバーにTOTORROのBertrandがドラムを担当していた。(同年ツアーにも同行している。)
この年は、TOTORROも同フェスに出演している。

また、彼女は、日本が誇る世界的に有名な楽器メーカーでもある「YAMAHA」がスポンサーとなっている。

<Ladylike Lily Japan showcases>

2018年1月6日(土) 高円寺 SUBSTORE 
   W : merry christmas、 echoscape、The Jailbyrds.
   Open 18:30 / Start 19:00 Entrance 1,000yen + (1 drink 500yen)
Website : https://substore.jimdo.com/

2018年1月7日(日) 大宮 more records (インストアライブ)
   Start 18:00  Free Entrance
Website : http://morerecords.jp/

6日は、バーでの演奏になります。チケットの値段もなるだけ抑えましたので、多くの人に気軽に来ていただければと思います。
7日のインストアライブは、入場無料です。当日は、ライブ時間を長めにとり、彼女とお話しできる時間なども設けられればと思っております。